テアニンについて【お茶の知識】


テアニンとは

アミノ酸の一種で、お茶に含まれるアミノ酸の60%以上がテアニンです。植物の中でも、チャノキや近緑種(ツバキやサザンカ)、ニセイロガワリにしか存在しません。

グルタミン酸と類似の構造をもつアミノ酸で、上質なうま味・甘味が特徴です。一番茶の若い芽に多く含まれ、成熟した芽では極端に少なくなります。また、被覆(日光に当てない)をする、玉露や抹茶にはとくに多く、これは茶の葉が日光に当たるとカテキンの生成の過程で、テアニンが消費されてしまう為、被覆したお茶は、テアニンを豊富に含んだ状態になります。