【敷き草農法・掛川の香】掛川茶産地の一部ではお茶の樹の根元に、刈り取ったススキ等の敷き草がかけられており、お茶の樹にとって有効な、微生物の住みやすい環境や炭素貯留効果が期待されています。品質の優秀なお茶作り技術として行われていますが、作業の手間、効率の悪さなどの理由により、かなり減少しています。しかし、私たちの求めるお茶の味は、手間を惜しまない品質重視のお茶です。そんな茶農家の気持ちが詰まった深蒸し掛川茶を存分にお楽しみください。
敷き草農法とは
掛川の一部の茶畑では、茶園周辺で刈ったススキやササなどを、茶園に敷きつめる敷き草農法が有名です。
掛川では、伝統的に行われていますが、全国的にはとても珍しい農法です。土壌の水はけが良くなり、尚且つ保水性にも優れ、土を新しく蘇らせます。新茶の美味しさを決めるポイントの、茶園の土作りに良いとても優れた農法です。
敷き草農法の掛川茶農家 落合虎男さん
掛川で50年以上、お茶に携わっているお茶農家、落合虎男さんは、茶草場農法の素晴らしさや敷き方、有効性などを若い世代に伝えられる、数少ない存在です。その虎男さんに、敷き草農法の指導を受けながら、茶園管理をしています。